2012年08月12日 | 週報 2012
2012-33
イエスのたとえによる福音(7)
~俗に放蕩息子のたとえの呼ばれる~
ルカの福音書 15章11-24節
物語の設定:父は神を指す。放蕩息子は人を指す。長男はユダヤ人、特にパリサイ人を指す。
A.物語1部:離反と反逆(11-16)
1.独立と自由、権威からの離脱が最高と考える。
2.金銭で幸福と満足が変えると考える。
「金銭で買えないものを楽しめない時、金銭で買えるものを楽しむことはできない。」
3.罪の現実に直面する。
「罪は自由を約束するが、束縛をもたらす。罪は成功を約束するが、失敗をもたらす。
罪は生きがいを約束するが、死をもたらす。」
B.物語2部:悔い改め(17-19)
1.悔い改めは「我に返った時」に始まる。
2.自分の置かれている状況を直視する。
3.父の愛にすがる前提条件。
C.物語3部:喜び(20-21)
1.パリサイ人の攻撃と批判の材料 vs 神には喜びの材料。
2.悔い改めて神に帰る者を歓迎する父なる神の喜び。
3.パラダイス同復・復権同復以上の喜び。
補足:
1.羊は愚かさのために迷い出る。
2.銀貨は不注意のために失われる。
3.放蕩息子は故意の罪のために失われる。