2013年03月31日 | 週報 2013
2013-13
出エジプ者記念ト記 20章12節
A.昇天者記念について誤解されやすいポイント
1.人は死ねば誰でもみんな「天国に行く」とするのは、
ノン・キリスト教一般世間のセンチメンタルな考えであり、聖書にそのような教えはない。
2.キリスト教の昇天者記念と仏教で教える法要/法事を混同しないように。
人間は死ぬことにより「神性化」するのは異教の教えであり、キリスト教の教理ではない。
3.東洋全般の伝統的慣習の「先祖崇拝」とキリスト教の昇天者記念を同一視しない。
4.キリスト教入信を又反対する理由として「先祖の意向」又は「先祖の宗教」をあげるのは口先だけの言い訳である。生存する両新の間に意見の一致と宗教の選択で合意がないのが殆どである。これを二代、三代とさかのぼると天文学的数字になり、彼らに一致した宗教の選択と子孫に対する同じ意向があるはずはない。
B.旧約聖書での「昇天者記念」
「昇天者」よりも「信仰の先輩」の表現がより適切である。
1.アブラハムと「信仰の父」として呼び、彼の信仰にならうことをすすめられている。
2.民族指導者モーセの信仰にならうことをすすめられている。
C.新約聖書での「昇天者記念」
1.殉教した執事ステパノ(使徒6:8-15, 7:56-40?)。
2.敬虔なクリスチャン女性ドルカス(使徒9:36-39)。
3.主イエスの母マリヤを神聖化し「神の母」「聖母」と呼ぶのは、昇天者記念の領域を離脱した教え。